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イスラエル・ハマス戦闘

パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルへの戦闘を開始しました。

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イスラエル軍、シファ病院で武器発見 「司令部」の証拠は示さず

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シファ病院内を捜索するイスラエル兵=パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市で15日(イスラエル軍提供) 拡大
シファ病院内を捜索するイスラエル兵=パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市で15日(イスラエル軍提供)

 イスラエル軍は15日、パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市にある地区最大のシファ病院で、イスラム組織ハマスのものとみられる武器や弾薬などを発見し、動画を公開した。軍は病院が「ハマスに軍事施設として利用されていた証拠だ」と主張しており、引き続き、病院の捜索を続ける方針だ。

 イスラエル軍が公開した動画によると、シファ病院の「MRI(磁気共鳴画像化装置)センター」で自動小銃や弾薬、手投げ弾、防弾チョッキなどが入ったバッグが複数見つかったほか、通信機器やコンピューターも発見された。センター内の監視カメラは黒いテープのようなもので覆われ、使用不可能になっていた。一方、軍は病院内にハマスの「司令部」があると主張していたが、その証拠は示していない。

 軍によると、多くの兵士は病院から撤収したが、一部は「特定の目的」のために捜索を続けている。病院の包囲も継続しているという。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、ハマス幹部は15日、「戦闘員が病院に武器を置くことはある」と認めた上で、ハマスが病院に「司令部」を設置していることを改めて否定。イスラエル軍は「医師らを(ガザから)追い出したいだけだ」と主張した。

 イスラエル軍はガザ北部での戦闘を継続しており、15日にはハマスの議会が運営されていた建物を爆破した。また、アルジャジーラによると、イスラエル軍は同日、ガザ南部ハンユニスの一部地域の住民に「避難」を呼び掛けるビラを上空からまいたという。イスラエル軍が今後、多くの住民が避難している南部での攻撃を強める可能性がある。

 一方、ハマスが拘束している人質の解放交渉は動きをみせている。ロイター通信によると、仲介国のカタールとハマスは15日、民間人の人質50人を解放する見返りに、3日間の停戦とイスラエル軍が拘束しているパレスチナ人女性と子供の解放、人道支援物資の搬入増加を求めることで一致した。ただ、イスラエルとはまだ合意に至っていないという。

 こうした中、ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所では15日、イスラエル軍の許可を得て、戦闘開始から初めて燃料約2万3000リットルが搬入された。ただ国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、イスラエル軍は燃料の使用を物資を運ぶトラックに限定しており、病院の発電機や飲料水を製造する海水淡水化施設には使えない。また、市民の需要を満たすには1日16万リットルの燃料が必要だという。UNRWAのラザリーニ事務局長は15日、イスラエルに燃料の搬入増加と使途の拡大を求める声明を出した。

 当局の発表によると、戦闘による死者は15日、イスラエル側が約1200人、ガザ側が1万1500人となった。【エルサレム三木幸治】

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