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30年ぶりの日鉄ステンレス チーム再建支えた社長の社会人野球愛

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社会人野球日本選手権1回戦、Hondaとの初戦で五回、好守備をした選手を笑顔で迎える日鉄ステンレスの選手たち=京セラドーム大阪で2023年11月12日、山崎一輝撮影
社会人野球日本選手権1回戦、Hondaとの初戦で五回、好守備をした選手を笑顔で迎える日鉄ステンレスの選手たち=京セラドーム大阪で2023年11月12日、山崎一輝撮影

 「野球部を再びドームへ」。復活を願う人々の思いに、会社の支援というピースが加わり、30年間閉じていた扉は開かれた。

 社会人野球日本選手権に30年ぶりの出場を果たした日鉄ステンレス(山口)は、12日の1回戦で強豪・Honda(埼玉)を相手に接戦を繰り広げた。廃部の危機にあった野球部の再建を支えたのは、社会人野球の魅力をよく知る井上昭彦社長(66)だった。

折れたポール、遠いドーム

 12日夜、京セラドーム大阪の一塁側スタンドは活気と一体感に満ちていた。野球部が拠点とする山口県からも多くの社員やファンが駆けつけ、積極的なプレーや好守備に沸いた。

 日鉄ステンレスは1961年に八幡製鉄光として発足し、新日鉄光となってからは都市対抗野球大会、日本選手権にそれぞれ6回出場した。だが、94年には会社の経営方針の見直しによりチームは休部。有志が集まって95年にクラブチーム「光シーガルズ」を作り、歴史をつないだ。2019年に企業チームに復帰したものの、20年末には部員が15人まで減少して危機的状況だった。

 井上さんが日鉄ステンレスの副社長に就任したのは20年4月。初めて山口県光市のグラウンドに足を運んだのは、その年の7月のことだった。

 驚いた。右翼ポールは台風の被害で折れたまま。雨天練習場のネットは破れ、更衣室の床は抜けていた。「どうしたものかな……」

 光市に滞在中、市内で食事をするたびに、店のおかみさんたちから…

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