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宝塚歌劇団、ハラスメントを「伝統」と美化 学校から続く上下関係

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劇団員の急死について記者会見する宝塚歌劇団の木場健之理事長(中央)、村上浩爾専務理事(右)、井場睦之理事・制作部長=兵庫県宝塚市で2023年11月14日午後4時59分、長谷川直亮撮影
劇団員の急死について記者会見する宝塚歌劇団の木場健之理事長(中央)、村上浩爾専務理事(右)、井場睦之理事・制作部長=兵庫県宝塚市で2023年11月14日午後4時59分、長谷川直亮撮影

 宝塚歌劇団の劇団員の女性が9月末に急死した問題で、歌劇団が14日に公表した調査報告書は上級生からのハラスメントの有無には踏み込まなかった。一方、劇団員が声を上げづらい閉鎖的な組織風土の背景として、タカラジェンヌOGからは「宝塚音楽学校時代から、生徒間で受け継がれる厳しい上下関係がある」と指摘する声が上がる。

 ファンの間でも有名なタカラジェンヌの厳しい上下関係は、養成する宝塚音楽学校から、規律を重んじ、美しい舞台を作り上げるための「伝統」とされてきた。

 「食事や睡眠が十分にとれず、お風呂に入れない日も多かった」。歌劇団OGの東小雪さんは在団中の経験をこう振り返る。2003年に宝塚音楽学校に入学し、05年に91期生として入団。花組の男役として舞台に立ち、翌年に退団した。

 東さんが在籍していた当時の音楽学校では、下級生に学校内の掃除や廊下の歩き方、先輩が利用する阪急電車にお辞儀をするなど細かい決まり事が課せられていた。「上級生から何かを指摘されたら言いがかりでも反論できない。反省文を作って同期生全員で言えるように練習して、夜通し謝り続ける日もあった」と話す。

 こうした理不尽な指導は自分が上級生になると引き継がれ、繰り返されていく。東さんは「被害者だったはずなのにいつのまにか自分もその構造の中に組み込まれて簡単に加害者になってしまった」と反省する。歌劇団に入ってからもこの上下関係は変わらず、「音楽学校のシステムは歌劇団に入って適応するためにあった」という。

 さらに東さんによると、歌劇団内には「外部漏らし」という言葉があり、内部のことを言ってはいけないルールがあったという。「学校の先生や舞台制作に携わるスタッフは、現場で罵声が響いていても何も言わない。そんな状況だから当時は外に相談する発想すら浮かば…

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